UE5:知っておくと便利なコントロールリグのNullについて!
UE5.5.4時点
今回は、コントロールリグ(ControlRig)で重要になると思っているNullについて書いていきたいと思います!
・そもそもNullって何!?
からだと思うんですけど、簡単に説明すると座標や回転を持たせることができる「ダミー」のようなものになります。
メッシュの変形に直接影響を与えるわけではなく、Nullが持つ座標や回転情報をボーン(Bone)やコントロール(Control)に渡して使用するため、ここまででも知っておくとコントロールリグを作成するうえで結構便利になるかなと思います!

・Nullの作成方法
作成は簡単です!
ボーンを右クリックして新規の中にNullがあるので、こちらをクリックするだけで作成することができます!

・トランスフォーム情報の設定
初期と現在の2種類の設定項目があります。
【初期】
こちらは文字通り、初期はNull作成時のトランスフォーム情報が設定されています。また、こちらの設定を変更するとコンパイルしたとしてもトランスフォーム情報はリセットされません。確定値が判明しているときは直接設定すると、作業は効率よく進められると思います。設定した後にコンパイルするとプレビューに反映されます!
【現在】
デフォルトでは、初期設定と同じ情報が設定されます。こちらは、初期とは違い、値を変更しても確定させなければ、コンパイルすると値がリセットされます。トランスフォームを確認しながら値を調整することができます!場所が決まったらNullを右クリックし「現在からInitialトランスフォームを設定」で確定させることができます!

※画像はイメージであり接続は適当です。ちなみに真似したら左足の付け根がぺルビスの位置になります!
値の設定ができたら、ゲットやセットを利用して値を利用してみましょう!
もっと細かい部分はありますが、ここまでの内容を知っておくだけでもリグ作成時には便利になると思うので、思うままに使ってみてください!
それでは、また別記事や動画でお会いしましょう!
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