UE5:Switch on Int でIntegerで分岐させる!ゲーム開発

役割と目的
Switch on Intは、整数(Int)型の値に基づいて異なる処理を実行するノードです。
指定した整数値に応じた出力ピンへ分岐することができます。
✅主な用途
・ゲームの状態管理(State Machineの簡易版)
・敵やアイテムの種類によって異なる処理を実行
・ランダムなイベントを制御
・プレイヤーの選択によって異なる分岐を作成
・キー入力やボタン選択に応じた処理
基本的な動作
1.整数(Int)型の入力値を受け取る
2.その値に対応する出力ピンへ処理が流れる
3.該当する出力ピンがない場合は、Default(デフォルト)ピンが実行される
ノードの主要ピン
ピン名 | 役割 |
Selection | 入力する整数(この値で処理を分岐) |
Exec(入力) | 実行開始(処理の分岐を決定) |
Case | 指定した値ごとの処理(分岐) |
Default | どのCaseにも該当しない場合の処理 |
関連ノード
ノード名 | 役割 |
Switch on Name | 文字列(Name型)に基づいて分岐 |
Switch on Enum | 列挙型(Enum)に基づいて分岐 |
Branch | True/Falseで分岐 |
Select Int | 条件に応じて1つの値を選択 |
Random Integer in Range | 指定範囲のランダムな整数を取得 |
補足情報
✅Switch On Intは大規模な分岐には向かない
・Caseが10以上になると管理が難しくなる
・多すぎる場合はEnum(Switch on Enum)を使うか、関数で処理を分割する
✅Defaultピンを必ず実装
・デバッグ時にエラーがわかりやすくなる
・予期しない値を受け取った場合の処理を追加する
✅状態管理にはEnumを活用
・Switch on Enumの方が可読性が高い
・数値だけでは意味が分かりにくい
まとめ
・Switch on Intは、整数値で分岐処理を行うノード
・数値ごとに異なる処理を実行するのに最適
・ゲームの状態管理やランダムなイベントに最適
・複雑な分岐にはEnumを使うと良い
・Defaultピンを設定してデバッグしやすくする
✅ゲーム内の状態遷移やランダムイベントを制御するのに便利なノード!
遊んでみる

Shiftを押すと変数(Integer)の値が変わり、流れるCaseの実行ピンが変わる内容になります。
Print StringのStringはCaseと同じにしているのですが、変数(Switch)はピンに処理が流れるたびに、次のCaseに処理を流すように組むため、1個違いの値を入力しています。
もし入力した内容と違う内容の処理が流れた場合は、Defaultに流れるよう、ノードを組んでいきましょう!