UE5:輪郭が光る!マテリアルで発光アウトラインを作る!
本記事では、マテリアルを使ってアウトライン(輪郭)を光らせたいと思います。
輪郭を光らせることができると状態異常や残りHPが低い!みたいな表現を可視化することができると思いますので、非常に使いどころが多いかなと思います!
それではやっていきましょう!
マテリアルの作成

■使用ノードは3種類!
・Fresnel
・Vector3
・Multiply
カメラの視線とサーフェス法線の角度差を使って値(0~1)を出力する。エッジほど明るく、中央ほど暗くなるように変化する。
キャラクターブループリント

キャラクターブループリント(設定したブループリントなど)を開きます!
詳細設定に「Overlay Material」というマテリアルを設定する項目があり、こちらに作成したマテリアルを設定してあげると常に輪郭が光った状態を作ることができます!

作成したマテリアルを設定してゲームをプレイしてみます!

左がマテリアルを設定しているキャラクターで、右がマテリアルを設定していないキャラクターになります。
左側のキャラクターは輪郭が緑色に光ってますね!
常に光らせたい場合については既に問題ないのですが、動的に光らせる方法(ゲームプレイ中に縁の光をON/OFFしたい)を知りたい!という方向けにここからはお話していきたいと思います!

実はOverlay Materialは詳細設定だけではなく、ブループリントのノードとしても存在します。(Overlay Materialに限らずある程度の項目は存在する)
レフトマウスを押している間は速度速度アップして体が緑色に光り、離したときにはスピードが戻ってマテリアルも外れるという処理を画像では組んでいます!
✅使用ノード
・Left Shift
・Character Movement
・Max Walk Speed
・SkeletalMeshComponent
・Set Overlay Material

ゲームをプレイしてみましょう!
左側にあるShiftを押下している間は、Overlay Materialに作成したマテリアルが設定され体の縁が緑色に発光していますね!そして離すと発光がなくなるはずです。

Set Overlay Materialを利用することで、動的に設定を行うことができ非常に便利なので覚えておくと良いかと思います!
もちろんキャラクターだけではなく、同じように設定してあげることによって・・・

今回はこんな感じで設定しています

キャラクターが持っている武器の輪郭も光らせてあげることができるので~~す!
ということで今回の記事はこのあたりでしょうか!
是非色んなものの輪郭を光らせてあげてみてください!
続きの記事
本記事では、ボタンを押下することで一定時間武器を強化して、武器の攻撃力を増加させる処理を作成していきたいと思います!
記事内で、諸々の輪郭が光っているように見えますが、前回投稿したこちらの記事にて作成しています。マテリアルの設定からブループリントの設定まで記事になっているので、お時間があれば覗いていったください。
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上の動画は、Widgetのスライダーを利用してカメラの距離を変更する!という動画です。
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